しょっぱい初恋の話
人生で初めて好きになった男の話をしようと思います。
ソウル=イーター(CV:内山昂輝)
ソウルイーターで主人公マカの相棒として登場する武器の少年。銀髪に赤い瞳でサメ歯。私が昔から性癖が分かりやすいちょろい女だったことが見受けられます。
ソウルくんに出会ったのは小学生の時です。月曜18時からアニメがやっていて、ご飯を食べた後に見るのが習慣になっていました。この時期、やけにソウルイーターのCMがやっていた記憶があります。めちゃめちゃプッシュされていたのでハマるのは必然だったんだなと改めて思い返しました。
アニメを数話見て即ハマった私は、貯めていたお小遣いを使って、ブックオフで買えるだけ漫画を買いました。そのころはまだソウルくんのことが好きなわけではなく、ストーリーが面白かっただけでした。ただのオタク(ビジュアルだけならキッドがタイプだった。)
服装や見た目がヤンキーっぽく、話し方も皮肉めいたソウルくん。そしてよくよだれ垂らしてる。正直最初はあまりタイプではありませんでした。ソウルくんにドはまりしたきっかけ。それが、
ピアノを弾くときのスーツ姿
でした。あ~~~~ちょろいネ。
そのピアノのシーンっていうのが、ソウルの精神世界での出来事なんですね。
クロナとの戦いで黒血が体内に入ってしまい、彼は精神世界で何度も狂気に身を委ねてしまえと誘惑されるのですが、強い精神力で耐え抜きむしろその黒血の力を使いこなしてさらに強くなるんですよ・・・。
なにそれかっこいいよ!!!!!!
なんかいつもヘラヘラしてた男が急にかっこいいところ見せつけてきたら
そりゃ小学生の私は簡単に惚れてしまいました。
アニメのキャラクターにはっきりとした恋愛感情を抱くのは初めてで、今でもあのときめきを忘れられません。
だけど私の初恋が、実ることはありませんでした。
(そもそも実るとかねえだろってツッコミ、ありがとうございます。)
ソウルくんのかっこいいところって、身内、というかマカのことをすごく大切に思っていてマカを守るためなら捨て身で挑むし死んだっていいと言い切れる覚悟があるところなんですよ。そこが好きでした。
何度も作中でそんな姿を見ていると、正直マカに何度も嫉妬したし私はどのキャラクターよりもソウルくんのほうが大切だから見ているのが辛かったんです。
怪我してほしくないし辛い思いをしてほしくないしデスサイズにならなくてもソウルくんがいてくれればそれだけでいいのに、と本気で思っていました。(誰目線?)
あと二人は同じ家に暮らしていた事実を知ったときは嫉妬でメンヘラ発揮してました。私もそこに住ませてくれってずっと思ってました。(トチ狂い夢女の素質あり)
だけど、そんな二人の信頼関係は見ててすごく羨ましかったし、マカの立ち向かう勇気は素直にかっこよくて嫌いになれないし、そもそも私はマカほど素敵な人間じゃないし、二人の間に入れるほど強い女じゃないことに気づいてしまったんです。
作中では二人の恋愛要素は描かれませんが、恋心以外にも信頼関係は成り立つし、立ち入れないほどに二人の心の距離は近いことを小学生の私は学びました。むしろ、恋愛感情を抜きにして信頼しあえる関係を目の当たりにして恋愛感情を抱いている自分が惨めに思えてしまいました。
正直嫉妬してる期間長かったし、パートナーと恋人は別枠だろ私にもまだ勝機あるって思ってたこともあるし、私の弱い部分とか情けない部分もソウルくんなら受け止めてくれると期待していたこともあるけどね!(本音)
でも、作品を理解していくうちに自分の恋心もだんだん落ち着いてきて、素直に諦めようと思えるようになりました。
今でもソウルイーターは恋愛感情抜きにしてすごく好きな作品です。
彼らの人生の一部を見れたことにとても感謝してます。
最後に
このソウルくんのこの髪型が一番好きなんだけど、わかる人は友達になりましょう。